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ミュージカル『RENT』【観劇メモ】(エンジェルシート当選!)

ミュージカルRENT、まさかのエンジェルシート当選したので見てきました!

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演目:RENT

日時:2020年11月3日 18:30~

場所:シアタークリエ

キャスト:マーク/花村想太、ロジャー/堂珍嘉邦、ミミ/八木アリサ、コリンズ/光永泰一朗、エンジェル/上口耕平、モーリーン/フランク莉奈、他

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*あらすじ(HPより引用)

1991年、NY、イーストヴィレッジ。映像作家のマークは、友人で元ロックバンドのボーカル、ロジャーと古いロフトで暮らしている。夢を追う彼らに金はない。家賃(レント)を滞納し、クリスマスイヴにもかかわらず電気も暖房も止められてしまう。恋人をエイズで亡くして以来、引きこもり続けているロジャー自身もHIVに感染しており、せめて死ぬ前に1曲後世に残す曲を書きたいともがいている。ある日彼は階下に住むSMクラブのダンサー、ミミと出会うが彼女もまたHIVポジティブだった。一方のマークはパフォーマンスアーティストのモーリーンに振られたばかり。彼女の新しい相手は女性弁護士のジョアンヌだ。仲間のコリンズは暴漢に襲われたところをストリートドラマーのエンジェルに助けられ、二人は惹かれあう。季節は巡り、彼らの関係もまた少しずつ変わってゆく。出会い、衝突、葛藤、別れ、そして二度目のクリスマスイブ……

* エンジェルシートとは

『RENT』の生みの親であるジョナサン・ラーソンは、すべての人にこの作品を愛して欲しいと切に願い、特にその登場人物の様に、生活に余裕がないながらも一日を懸命に生きている人々にこそ、観劇の機会を提供したいと考えていました。(HPより引用)

ということで用意されたシートです。今回のシアタークリエでも最前2列の10席がエンジェルシートして確保され、当日抽選で5000円という価格で販売されています。(1列目は感染対策のため客を入れないようになっており、2列目が実質最前でした)今回はローソンチケットを使って、前日10:00~23:00に申込み、当日10:00に当選発表がされるという形です。

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なんとなんと当たるとは!びっくりでした。。試してみるもんですね。(3月に本当は観劇予定だったブロードウェイミュージカル『RENT(レント)』来日公演2020、コロナで流れて払い戻しも忘れてたので、その寄付?した分、運が回ってきたかな?なんて笑)

*ざっくり感想

  • 最前、最高すぎた。この一言につきます。最前なんて本当に初めての経験で、、役者さんの些細な表情変化もはっきりわかるし、ド迫力でした。。もう一回最前で見たい!
  • この日は開幕して2日目。本作の主要な役どころはダブルキャストなので、前日に出演されていない方(花村さん、堂珍さん、八木さん、光永さん、上口さん、フランク莉奈さん)にとっての初日にあたる日でした。なので、役者さんたちの気合を感じました。最前なのも相まって、熱量がとにかく伝わってきました。カーテンコールでもスタンディングオベーションで「初日やりきったぞ~」感が表情からも見て取れました。何回か公演を重ねてどんどんパワーアップしていくだろうから、もう1回見たいな。

~役者さんたちの印象~

  • マーク役の花村想太さん、初日だからか特に気合を感じました。最初、大学生くらいに見えてしまったのですが(ごめんなさい)、そのせいなのか、フレッシュさや勢いのあるマークを演じていたなあと感じました。マークは主役ではありますが、ストーリーテラーのような立ち位置でもあるので、他の方にフォーカス当たりがちで、マーク1人だけ目立つ、見せ所!みたいな場面が少なく少し残念だな~と思っちゃいました。(そういう役なのでしょうがないのですが、花村さんの活躍を正直もっと見たかったなあ)カーテンコールでは座長としてコメントしていましたが、スタンディングオベーションで迎えてる観客のみなさんに「ご着席ください」と言って、他の演者さんからツッコまれてました笑(その後「やっぱり立ってください!」と訂正して、皆立ちました笑)いいカンパニーで舞台作ってるんだろうな~といい雰囲気が伝わってきてほっこりしました。
  • ロジャー役の堂珍嘉邦さん、以前からロジャー役をやっていたということもあり、安定感?のようなものを感じました。ロジャー含め、RENTの登場人物って何かしらを抱えている人達で、その暗い部分との向き合い方を表現するって難しいと思うんですが、ロジャーはそこを表現するのがうまいというか、単純に表現できる部分ではないのにこちらに伝わってきたので、それは経験値からくるものなのかな?と思いました。
  • ミミ役の八木アリサさん、やはりモデルということもあってめちゃくちゃスタイルが良い!ミミ最初の登場シーンは髪の毛にキラキラした粉をつけていたので、動くたびにキラキラしていて本当にきれいだった。後半は、ミミの演技にうるうるさせられました。
  • コリンズ役の光永泰一朗さん、エンジェルを見つめる表情がとっても温かいなあという印象です。コリンズやエンジェルが中央に出てきているところもそうですが、後ろにいるときもそうなので、光永さんコリンズ×上口エンジェルがものすごくいいペアだなあと思いながら見ていました。
  • エンジェル役の上口耕平さん、正直今回の舞台で一番印象に残りました。舞台に出るときはついつい目で追ってしまいました!上記の光永さんコリンズ×上口エンジェルの良さに加えて、ドラッグクイーンという役どころをわざとらしい女性っぽいしぐさとかはしておらず、とても自然な感じがしました。また、1幕の前向きで明るいエンジェル、2幕の弱っていくエンジェル、感情を揺さぶられました。。ほんとRENTの中でエンジェルってすごく重要な役どころですよね。エンジェルが最後に合流した時かなりうるっときました。
  • モーリーン役のフランク莉奈さん、最初に登場した時に「顔ちっさ!」とビックリしたのがすごく記憶に残っています。モーリーンの見どころといえば「Over the moon」なかなか面白いし、歌うまいな~と思いながら見ていました。あとは、エンジェルが亡くなってしまったところでモーリーンがグシャグシャに泣いてるの見入ってしまいました。
  • ジョアンヌ役の宮本美季さん、存在感あって引き付けられました。普通に出番多いし、シングルキャストということで連日の公演は結構大変なはず。。

~作品・内容に関して~

  • 作品の時代背景は1991年、今から約30年前のNY。社会的マイノリティーな部分、貧困、同性愛、HIV、ドラッグ、、などを抱える登場人物が、現実にいかに向き合い、今日を生きるのか、というのが作品のテーマかと思います。(今でこそ同性愛、LGBTQの理解が広がり始めたころですが、30年前はまだまだだったはずだし。。)この作品やっぱりいろいろ考えさせる秀逸な作品だなと改めて感じました。(中学生?の頃に映画を見たっきりで、その時は見終わったあと結構重いなあと思ったけど、大人になって今回改めて見ると後味がそんなに重たくなく感じた。自分自身の変化と時代の変化もあるのかな~と思ったり思わなかったり…)
  • 映画のサウンドトラックを聴きまくっていたため、日本語の歌が最初はちょっと違和感を感じるかな~と思ったけど、普通に慣れて楽しむことができました。(舞台製作発表会?の時seasons of love歌唱映像を見たときに、オリジナルの英語版を聴きすぎていたため正直違和感感じちゃいましたが笑、実際生で見てみるとそんなことなかったし、普通に感動しました)


今回はコロナ禍での舞台上演ということもあり、役者・スタッフ共に細心の注意を払って準備を進め、初日を迎えられたことが本当に嬉しい、とカーテンコールにて語っておりました。そして、舞台上演中の11月中盤に舞台関係者からも感染者が出て、11/16~11/30まで中止(11/22現在の情報)ということになり、役者さんやスタッフさんは非常に悔しい思いをされているんだろうな~と忍びなくなりました。感染者の方の回復と、12月の残りの公演も無事上演しきれるといいなあと願っています。

 

おまけ:観劇日11/3のお昼は今回のキャストの方たちのゲネプロだったようで、その記事を見つけたので貼っておきます。キャストさんたちの写真あり。