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ミュージカル『アリージャンス~忠誠~』【観劇メモ】

演目:ミュージカル『アリージャンス~忠誠~』
観劇日時:2021年3月13日(土)17:30~
場所:東京国際フォーラムホールC

horipro-stage.jp

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*概要(HPより引用)

2016年ブロードウェイの観客によって愛された作品を選ぶ【Broadway World Awards】にて6部門を受賞!

自由の国でアメリカ人として生きていた彼らは、ある日突然“日系”という理由だけで国家の敵とされ、強制収容所に移送されてしまう。
アイデンティティを否定された中で、何に忠誠を誓い、何に信念を持って生きるのか― 葛藤しながらも、希望を見つけ前に進んでいく人々を描く。
忠誠やアイデンティティというテーマと共に、本作の根幹で描かれているのが“家族愛”。
それぞれの信念を貫いたがゆえの家族の分裂、そして再生を描いた感動のストーリー。
ブロードウェイでも高く評価され、アジア系ミュージカルの金字塔と呼ばれた本作の記念すべき日本初演
濱田めぐみと海宝直人が日系人姉弟を演じるほか、中河内雅貴、小南満佑子、上條恒彦今井朋彦渡辺徹など実力派キャストが集結!

*あらすじ(HPより引用)

2001年12月7日、80歳の退役軍人サム・キムラのもとに一人の女性が訪ねてきた。

遺言執行人と名乗る彼女は、サムの姉ケイが亡くなり、サムに封筒を遺したことを告げる。
50年間会うことのなかった姉、そして過去の記憶が蘇るー。
日系アメリカ人のキムラ家は、カリフォルニア州サリナスで平和に暮らしていた。

1941年12月7日に真珠湾攻撃が勃発、米国の宣戦布告により第二次世界大戦に突入し、日本の血をひく日系アメリカ人たちは敵性外国人扱いをされてしまう。
翌年8月にキムラ家は自宅から強制的に追い出され、収容所へと移送される。
日系の人々は厳しい収容所生活を送りながら日本人の精神にも通じる耐え忍ぶ“我慢”に想いを重ね希望を失わずに暮らしていた。
一方、ワシントンDCではマイク・マサオカが日系人の社会的地位向上のためアメリカ軍との交渉に当たっていた。

ある日、収容所でアメリカへの忠誠を問う忠誠登録質問票(Loyalty Questionnaire)が配られる。
一体どう答えるべきなのか、家族それぞれの考え方の違いが露わになる。
タツオは不当な強制収容に抵抗し、「No」を貫く。
姉のケイは収容所で出会ったフランキー・スズキと共に強制収容と徴兵の不当性を訴え、日系人の人権を求める運動に参加する。
弟のサミーは家族の反対を跳ね除けて、アメリカへの忠誠を示そうと軍に志願。
恋仲になった看護婦のハナ・キャンベルに家族を託し、日系人で構成された第442部隊の一員として戦場へと赴く。
己の信じる忠誠を胸に、戦時下を生き抜こうとした家族。その行く末はー

*ざっくり感想

  • ブロードウェイで評判が良かった作品というのを聞いて興味があり観劇。
  • 日本だと日本側の視点で第二次世界大戦を描く作品が多いため、アメリカ内部のこと、そしてアメリカにいる日系アメリカ人が戦下で強制収容所にいれられていたなんて知らなかった。。日本人は知っておくべきお話かと。
  • ブロードウェイで注目されていた点は、メインキャストはアジア系のキャストで演じられていたという点。それをすべて日本人が演じるのが難しい点とキャストのインタビューでも読んだ。アメリカ兵側は英語の台詞をするなどで工夫していたのかなと思う。
  • 特に予習はしていなかったけど、結構わかりやすかったと思うし、会場に「関連用語解説」のチラシが置かれていて、親切だなと思った。
  • 軸となるのはキムラ家の家族の話で、それぞれの人物の抱く信念の違いがすごくわかっていたため、最後のシーンでぼろぼろ泣いてしまった。「何に忠誠を誓うか」というテーマ、いろいろと考えさせられた。サミーの思いもすごくわかるし、ケイの思いもわかるし、、つらい!!
  • 楽曲はわりと王道ミュージカルな感じがした。特にケイが歌っていた「もっと高く(Higher)」はすごく好きだった。ずっと母親代わりだったケイが、自立を歌う曲。YouTubeにも挙がっていた。(ブロードウェイでのレア・サロンガが歌うバージョンもすごく好き)

    youtu.be

  • 印象に残ったのは、ダンスパーティー終盤の、ケイが弟サミーとフランキーとの間で揺れるところを描いたシーン。(はっきりと覚えていないけれど、、「私は何?」と戸惑うケイに対し、フランキーが「服装?髪飾り?で政治的姿勢を見せる女性」というようなセリフがあったはず。。。)質問票を折って作った髪飾りというのが一つポイントだなあ。
  • 日本らしさがところどころ織り込まれていた。我慢、折り紙、風鈴、ハナだとか。。日本人であれば自然にわかるものなのであまり気にしなかったが、ブロードウェイ版では観客には日本らしさのポイントとして捉えられていたのだろうと想像する。
  • この日はカーテンコールの一部撮影OKだった。全然ちゃんととれていなかったけど、3階席からのもの。f:id:ahobs5:20210314210654j:image